(2) 共通解, 重解
問1
2次式f(x) × 2次式g(x) = 0 の実数解の個数の問題。
f(x)=0 と g(x)=0 の共通解の議論が慎重さを必要とする。
特に、共通解が一方の重解になっている場合に注意する。
問2
絶対値記号で囲まれた2次式で表される2つのグラフの交点の個数の問題。
|A| = |B| ⇔ A = ±B ⇔ (A+B)(A-B)=0 にしたがって問題を変形すると
問1とまったく同じ問題になる。
問3
「P(x)はQ(x)で割り切れない」が、「P(x)2はQ(x)で
割り切れる」状況を扱う問題 。
2次式Q(x)=0 の解を使って解く。5分で解ける「簡単すぎる」問題である。
問4
2次式f(x)に対して、f(f(x))を考える問題。
(2)の問題を扱うため、g(x)−x、f(x)–x を扱っているところが
少しわかりづらい。h(x) = f(x)–x とおいて、議論を展開した方が
混乱が少ないかもしれない。q(x)=0 の2実数解、重解の議論も
忘れずに行うこと。